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齋藤由佳監督「淑女椅子」

2013年3月16日(土)に公益財団法人 山路ふみ子文化財団が主催し、大学生達が運営している「第2回学生映画コンクール」にて福島大学 自主制作映画サークルLucid Dreamers「淑女椅子」が準佳作を受賞し、東京のアキバシアターにて受賞式が行われました。




ー監督の齋藤由佳さんってどんな人?


齋藤由佳さん


1991年生まれ。栃木県出身。福島大学 自主制作映画サークルLucid Dreamersに所属。サークルの部長を努める。自身が始めて監督した自主映画「シンデレラブストーリー」は、福島県郡山市で行われた「第2回福島自主制作映像祭」、青森市、秋田市で行われた「東北エイガ」で、上映された。


−「淑女椅子」ってどんな作品?


「親愛なる貴方様へ。椅子の中から愛しております。」文筆家のもとに届いた一通の手紙。そこに記されていたのは果たしてロマンスか恐怖劇か。

江戸川乱歩作品「人間椅子」を男女逆転発想で描いた短編映画です。


IMG_0718.jpg


ー監督2作目になる「淑女椅子」、このたびの受賞おめでとうございます。


授賞式①


ありがとうございます。「淑女椅子」は2作目になりますが、脚本まで手がけたのは今回が始めてです。ついでに主演もしております(笑)この作品を制作するにあたって、励まし、後押しし、相談にのってくれた先輩には大変感謝しております。先輩抜きでは、この作品を完成させる事が出来ませんでした。


授賞式②



ー江戸川乱歩の「人間椅子」をモチーフにした女性版との事ですが、この題材を選んだきっかけはなんですか?


椅子の中に入っていると、他人からは自分の事はわからないですよね。
自分の存在を知られずに、ふれあったり、本当は知って欲しいのだけど、自分の本心は知られたくないっていう思いがありまして、そんな思いを表現するには「人間椅子」しかないなと思うようになりました。


ーどのような経緯で、実際に制作される事になったのですか?


前作の「シンデレラブストーリー」は、脚本は自分のものではなくて、監督としては自分は3割くらいしか関わってない感じだったんですが、今回の「淑女椅子」は元々は、サークルの女子会3人で鍋をやっておりまして、盛り上がっていくうちに、青春のあり方から変態の恋のあり方の話に変わってしまい・・(笑)先輩にそういう作品をつくってみたらと進言されました。その企画をサークル内でプレゼンテーション形式で説明し、私の作品の他に3本あったのですが、行った結果、部員に支持されて、見事に制作する権利を勝ち取りました。


ー監督、主演、脚本、撮影監督、大道具とこなされましたが、制作されて苦労した事はありますか?



一番苦労したのは、実際に人が入れる椅子を準備した事です。
理工学部の機械加工室でつくりました。合板だったので、かなりごっつくなりました。最低でも3人いないと運ぶ事ができないのです(笑)自分が理工学類だったから縁があった作品だと思います。


椅子の設計図

椅子運び



撮影中は、寝不足で体調不慮になりました。学業にも影響しまして。
撮影の期間は6ケ月くらいだったんですけど、作品が出来上がるまでに気持ちが落ち込んだり、私の体調が悪くなってしまったり本当に大変でしたが、そんな時、先輩に助けてもらい、支えていただき、毎日のように先輩と会っていたので、まるで恋人通しのようでした。
真夜中、先輩と編集している時に「きゃー」という叫びの声や雑感の声が足りないという事に気づき、大変困ってしまったのですが、これまた先輩が声優さんのよう声色を変えたりして、様々な台詞を言ってくれて乗り切りました。撮影中に新聞広告が出てくのですが、これも先輩方が即興でつくってくれました。先輩には、何度も言って、しつこいんですが(笑)感謝しております。


淑女椅子





齋藤由佳さんに聞いちゃいました


ー愛読書は?

江戸川乱歩の「黒蜥蜴

ー好きな音楽

東京事変の「群青日和

ー好きな食べ物

あんみつを除いた甘いもの全般、チョコレートやケーキは特に好きです。
(※あんみつは中学の時に食べてのノロウィルスにかかったので、それ以来食べれません)

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第二回山路ふみ子学生映画コンクール授賞式に行ってきました。

はじめまして。福島で映画を作っている、齋藤由佳と申します。


昨年、所属しているサークルで制作した映画『淑女椅子』が山路ふみ子学生映画コンクール
で準佳作をいただきました。

今回は3月16日にアキバシアター(東京・秋葉原)で行われた授賞式の報告をさせていただきます。

1.授賞式について

  授賞式はスタッフである学生さんが主体となって行われました。
 学生さんは全員が作品審査に参加されたらしいです。
 (そんなにたくさんの方に観ていただいただけでもうれしいです。)
 また、表彰の際には花束や賞状をいただきました。
 正直、「こんな賞を本当にいただいていいのか」「場違いじゃないかな」と思ってしまい ました。

2.上映作品について

  授賞式の後、佳作の「超監督」(龍谷大学)、「時渡りの巫女」(大正大学)が上映されました。
 「時渡りの巫女」は私どもと同じように、女性が総指揮をされていました。その女性の方が如何に奮闘したかがわかる作品でした。
 しかし、(個人の意見として)主演の方(総指揮された女性)の声がプロ並みに美しかったことが一番印象に残 りました。

 「超監督」は技術面で飛びぬけていて、学生が作ったと信じられませんでした。音楽のテンポと場面の切り替え の合わせ方や、映像の美しさ、さらには「なんでこんなに集まった」と思うほど役者さんが美形、音楽を外国の 方に作っていただいた等、驚くほど素晴らしいことばかりでした。
 

3.授賞式の後

  惜しいことに授賞式後は交流会がなく、みなさん足早に帰って行かれました。
 私たちもカルチャーショック、悔しさを感じながらその場を去りました。
 
 その足で仲間内で自主飲み会を開き、「くやしい!もっと面白いもの作れるはずだった。」と語り合いました。
 そして、あろうことか、”福島に行くまでにしおれる”という理由で、記念品の花束を、隣で飲んでたアキバの オタクさん達に差し上げてきてしまいました(笑)



4.淑女椅子と今後について

  今回のことも含め、淑女椅子の反省記録文(企画、脚本、監督、主演、大道具版)は大長編になりそうです。 色々カルチャーショックもあり、、今回の式はとても良い起爆剤、経験となりました。後輩に受け継ぐとかせず に、図々しく脚本作ります。



 『淑女椅子』は、オリジナルでない、技術面が発展途上、セリフに頼りすぎ・・・など引け目があります。

 しかし、審査に参加されていた学生さんから”男女逆転人間椅子”という発想をほめていただきました。
 それに加え、製作途中、製作後にたくさんの方の笑顔を見ることができました。



 天国の江戸川乱歩氏に対しておこがましいかもしれませんが、この作品を作り、多くの人に観ていただいて、楽 しんでもらえて、本当に良かったと思います。(一応、江戸川氏のお墓で「映画にさせていただきました」と報 告してきました。)作っていた私たちは「一人でも多く楽しんでもらえる作品にしよう」と思っていたので、  その意味で大満足の結果となりました。

 
 以上です。読んでいただき、ありがとうございました。


 齋藤由佳

 

 
  
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